次の一手問題 10日目(2021年12月13日)
どうも、ゆーしゃんです。
今日も次の一手問題を解いていきましょう。
昨日の問題は下のリンクから。まだ解いていない方は解いてみてください。
次の一手問題9日目(2021年12月12日) - 高校名人の将棋ブログ (hatenablog.com)
12月13日 今日の問題
※問題のレベルは、(あくまで目安ですが)
☆・・・アマ1級以下
☆☆・・・アマ初段~三段
☆☆☆・・・アマ四段~五段
☆☆☆☆・・・
アマ六・七段相当(筆者が頭を捻るレベル)
☆☆☆☆☆・・・
プロレベル???(筆者が到底見えないと思うレベル)
第一問
難易度:☆
目標回答時間:30秒
第二問
難易度:☆☆
目標回答時間:30秒
問題の答えと解説は次回発表しますので、
問題を解かれましたら、
ブログのコメント欄やツイッターに
答えを書いてみてください!
12月12日の問題の解答発表
第一問 両取りの角
正解は、5八角。
評価値は、+453(先手有利)
5八角が好手。以下、8九飛成、7六角、7八竜となりますが、そこで5三銀が厳しく先手有利です。
第二問 一瞬のチャンス
正解は、6三竜。
評価値は、+1516(先手勝勢)
6三竜とバッサリ切るのが英断の一着。以下、同銀上には8二金、8四玉、7六金右でほぼ必死。
また、6三竜に同銀引は6六角が好手。
後手は持ち駒がなく、8四の地点が受かりません。
今回はこれで終わりにしようと思います。
何か要望等ありましたら、
コメント欄かツイッターで
お知らせください。
ではまた次回お会いしましょう!
次の一手問題9日目(2021年12月12日)
こんにちは、ゆーしゃんです。
今日も前回に引き続き
次の一手問題を解いていきましょう。
昨日の問題は下のリンクからとべるようになっているので、まだ解いていない方は解いてみてください。
次の一手問題8日目 藤井竜王の将棋からも出題(2021年12月11日) - 高校名人の将棋ブログ (hatenablog.com)
まずは前回の問題の答え合わせから
12月11日の問題の解答発表
第一問 2二(8八)の空間
先手 森内九段 後手 藤井四段(段位は当時)
(便宜上先後逆)
正解は、8八歩です。
評価値は、-781(後手有利)。
この対局は、NHK杯2回戦 森内九段対藤井四段戦です。
8八歩が誰も予想しなかった会心の一着。
一見玉から遠いように見えて、数十手後になって効果が表れます。
図で8九歩成がピッタリの一手。広そうな玉を驚くべきスピードで包囲してしまいました。
数十手前からこうなることを予想していたのだと思うと恐ろしすぎますね。
12月12日 今日の問題
※問題のレベルは、(あくまで目安ですが)
☆・・・アマ1級以下
☆☆・・・アマ初段~三段
☆☆☆・・・アマ四段~五段
☆☆☆☆・・・
アマ六・七段相当(筆者が頭を捻るレベル)
☆☆☆☆☆・・・
プロレベル???(筆者が到底見えないと思うレベル)
第一問
難易度:☆☆
目標回答時間:30秒
第二問
難易度:☆☆☆☆
目標回答時間:1分
問題の答えと解説は次回発表しますので、
問題を解かれましたら、
ブログのコメント欄やツイッターに
答えを書いてみてください!
今回はこれで終わりにしようと思います。
何か要望等ありましたら、
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お知らせください。
ではまた次回お会いしましょう!
受け上手になるための3つのコツ
こんにちは、ゆーしゃんです。
今回は、受け上手になるための意識やコツについてお話ししようと思います。
皆さんは受けに対してどのようなイメージでしょうか。
受ける展開は嫌だ。怖い。
誰しもそう考えますよね。
確かに受け一方の展開であれば、相手が思いのままに攻めることができるので、こちらとしては勝ち目が薄いです。
しかし、「攻めながら受ける」展開ならどうでしょう。
相手にも圧力をかけつつ守ることで、相手も楽をすることができません。
このように、受け上手な人というのは、「攻めながら受ける」というのが上手いです。
今回の記事では、受け上手な人がどのようにして「攻めつつ受けている」のかを3つに分けてお伝えし、最後に受け上手な人の特徴を挙げようと思います。
ぜひ参考にしてみてください!
受け上手になるための3つのコツ
①一局の中で「1手だけでも受ける」を心掛ける
ネット将棋において、「攻めだけで勝」ってしまうことはあります。しかし、いつも攻めだけで勝てるほど将棋は甘くないですね。相手が強くなれば、攻めだけで勝つなんてことはありません。そこで、練習のときから「一手だけ受ける」を意識してみます。そうすることで、攻めている最中も守りのことまで視野に入れることができて、選択肢を増やすことができます。
②カウンターを視野に入れつつ守ってみる
将棋は主導権を握った方が勝ちやすいですが、当然、毎回の対局で主導権を握れるとは限りません。時には守勢の状況に陥ってしまうこともあります。その時に考えるべきことは、常に攻めを繰り出せるよう意識することです。攻められているということは、言い換えれば自分の持ち駒が増えているということ。その持ち駒を使ってカウンター攻撃を仕掛ければ、状況は好転しやすくなります。
③相手玉に嫌味をつけつつ受ける
相手玉が鉄壁なのに相手に攻められていては勝ち目がありません。相手玉が固い時には、相手もミスすることが少ないからです。しかし、相手玉に嫌味をつけつつ受けることができれば、相手がプレッシャーを感じてミスをするかもしれません。これは高等テクニックですが、できるようになれば勝率UPは間違いなしです。
まとめ
私は、受け上手と言われる人は、受けが上手いのではなく、攻めが的確なのではないかと思います。
攻めることで相手に守らせ、相手の攻めのパワーを軽減させて自玉を守る。
分かりやすく言えば、攻撃は最大の防御ということですね。
これはすごく難しいですが、最初のうちは既に挙げた3つのコツを意識してもらえれば十分だと思います。
この記事を通して、皆様が受け上手になられることを期待しています!
次の一手問題8日目 藤井竜王の将棋からも出題(2021年12月11日)
こんにちは、ゆーしゃんです。
今日も前回に引き続き
次の一手問題を解いていきましょう。
まずは前回の問題の答え合わせから
まだ昨日の問題を解いていない方は
下のリンクからとべます
【藤井四冠】次の一手問題7日目 藤井竜王の将棋からも出題(2021年12月10日) - 高校名人の将棋ブログ (hatenablog.com)
12月10日の問題の解答発表
第一問 歩で得をする
(便宜上先後逆)
正解は、6四歩です。
評価値は、-217(互角)。
6四歩の合駒が好手。
同角に9三玉とすれば、7三歩成にも7七銀以下の攻めが厳しいです。
6四歩とすることで角筋を変え、玉の守りを薄くするテクニックでした。
第二問 歩で敵陣を乱す
先手:森内九段 後手:藤井四段(段位は当時)
(便宜上先後逆)
正解は、8八歩です。
評価値は、-711(後手有利)。
この対局は、第67回NHK杯2回戦 森内九段対藤井四段戦です。
問題図で8八歩が好手。同金とさせれば形が乱れ、
5七銀などの攻めが厳しくなります。
実戦は8八歩以下、2二歩、同金、8八金、5七銀と進み、後手が優勢を築きました。
12月11日 今日の問題
藤井竜王の将棋からも出題!
※問題のレベルは、(あくまで目安ですが)
☆・・・アマ1級以下
☆☆・・・アマ初段~三段
☆☆☆・・・アマ四段~五段
☆☆☆☆・・・
アマ六・七段相当(筆者が頭を捻るレベル)
☆☆☆☆☆・・・
プロレベル???(筆者が到底見えないと思うレベル)
第一問 昨日の第二問の続き
先手森内九段 後手藤井四段(段位は当時)
(便宜上先後逆)
難易度:☆☆☆☆☆
問題の答えと解説は次回発表しますので、
問題を解かれましたら、
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今回はこれで終わりにしようと思います。
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ではまた次回お会いしましょう!
リアル対局で力が出し切れない3つの要因
こんにちは、ゆーしゃんです。
今回は、ネット将棋が得意でレート(段級)も高いのに、リアル対局になると力が出せないその要因についてご紹介します。
実はリアル対局で力が出せない人って結構いて、実際に自分もその立場でした。
私は7年前、将棋倶楽部24で2200ぐらいあったのに倉敷王将戦の県大会で大敗してしまいました。
逆に、相手の方が2800と聞いて強すぎると悲観していたのにも関わらず、勝ってしまったこともありました。
このように、ネット将棋でレートや段位が高かろうと、リアル対局ではあまり関係がないのだと思います。(ある程度は関係あるでしょうが。)
ネット将棋の点数や段位も大事ですが、リアル対局で勝ちたいのであれば、正しくネット将棋を活用する必要があります。
よって今回は、リアル対局で勝てない人が陥っているかもしれないネット将棋の使い方を見ていき、その上でその改善案を提示したいと思います。
1.ネット将棋とリアル対局の違い
まずはネット将棋とリアル対局の違いについてみていきましょう。
それに対して、リアル対局はどうでしょうか。
分かりやすいよう、ネット将棋とリアル対局の特徴が対立するように示しました。
これを見てわかるように、ネットとリアル対局とでは感覚が違うということです。
2.リアル対局で力が出し切れない3つの要因
さて、今回の本題であるリアル対局で力が出し切れない要因についてみていきましょう。
①ネット将棋で勢いよく指してしまう
ネット将棋では、攻め一辺倒になったり、受けをしなくなったり、無理攻めをしてしまったりしがちで、攻めているだけで勝ってしまうということがよくあります。その結果、楽に勝てる勝ち方を覚えてしまいます。しかし、リアルの対局になると、なかなか攻めさせてくれません。必然的に守りに転じる局面も出てきますが、その時に果たして守れるのか。楽に勝てる勝ち方を覚えてしまうと、こういった苦心をして勝つ勝ち方を忘れてしまいがちです。つまり、守りに入ってもついには痺れを切らしてしまうでしょう。
こうならないためにも、ネット将棋では勢いよく指してはなりません。
攻め倒して勝つのではなく、攻めている状況で1手だけでも受けてみる意識を持つと良いでしょう。
②本番を意識しない
ネット将棋をただ指しているだけでは、練習としての効果は薄いです。そうではなく、ネット将棋でも心理戦を意識してみるのです。相手の持ち時間の使い方、相手の指し手の強弱など、もっと相手をよく観察する練習をしてみると良いでしょう。
これについては、昨日の記事でも5つのポイントのうちの1つとして紹介したのでそちらを参照してください。
将棋大会で最大限の力が出せるようになる5つのポイント - 高校名人の将棋ブログ (hatenablog.com)
③反省をしない
ネット将棋では、できるだけ多く対局しようとしてしまい、反省を疎かにしてしまいがちです。しかし、反省をしなければ数多く対局したとしても練習としての効果は薄いです。
反省をする際は、ぜひ将棋ソフトを使いましょう。まずは形勢が落ちた一手をチェックします。なぜその一手を指してしまったのかを突き詰めていき、その理由をノートにでもまとめます。そのノートを大会などの直前に見直せば、リアル対局で自分の弱点を意識することができます。私はこの方法を取り入れてからリアル大会でも力が出せるようになりました。
まとめ
今回はこれで以上になります。ありがとうございました。
【藤井四冠】次の一手問題7日目 藤井竜王の将棋からも出題(2021年12月10日)
こんにちは、ゆーしゃんです。
今日も前回に引き続き
次の一手問題を解いていきましょう。
まずは前回の問題の答え合わせから
まだ昨日の問題を解いていない方は
下のリンクからとべます
【次の一手問題6日目】今日は藤井竜王の将棋からも出題! - 高校名人の将棋ブログ (hatenablog.com)
12月9日の問題の解答発表
第一問 合駒を間違うと一気に逆転
(便宜上先後逆)
正解は、6五歩です。
評価値は、-3571(後手勝勢)。
6五歩が唯一の一手。
以下、6七銀、5五玉、7三馬、6四銀で後手玉は打ち歩詰めで逃れます。
変化中7三馬に代えて6六角も同歩、7三馬、6四桂、5六歩、4六玉、4九飛、3五玉で詰みません。
正解以外で、6五桂と打ちたくなりますが、6六角、4六玉に5七金という妙手があり、後手が勝てません。
これがピッタリで、同桂成は4九飛で詰み。
また、3五玉にも4七桂、2五玉、1七玉、3四玉、6一馬以下ピッタリ詰みとなります。
第二問 駒は取られる前が一番働いている
正解は、2二銀成です。
評価値は、+165(互角)。
この将棋は炎の七番勝負第三局 藤井四段対斎藤(慎)七段戦です(段位は当時)。
2二銀成が好手。同角に2六飛とすれば、後手には歩がなく、受ける手段が難しいです。
実戦は2二銀成、同角、2六飛、3三角、3五歩、5六歩と激しい将棋になりましたが、最後は藤井四段が勝利しました!
12月10日 今日の問題
藤井竜王の将棋からも出題!
※問題のレベルは、(あくまで目安ですが)
☆・・・アマ1級以下
☆☆・・・アマ初段~三段
☆☆☆・・・アマ四段~五段
☆☆☆☆・・・
アマ六・七段相当(筆者が頭を捻るレベル)
☆☆☆☆☆・・・
プロレベル???(筆者が到底見えないと思うレベル)
第一問
(便宜上先後逆)
難易度:☆☆☆
目標回答時間:30秒
第二問 先手森内九段 後手藤井四段(段位は当時)
(便宜上先後逆)
難易度:☆☆☆☆
目標回答時間:30秒
問題の答えと解説は次回発表しますので、
問題を解かれましたら、
ブログのコメント欄やツイッターに
答えを書いてみてください!
今回はこれで終わりにしようと思います。
何か要望等ありましたら、
コメント欄かツイッターで
お知らせください。
ではまた次回お会いしましょう!
将棋大会で最大限の力が出せるようになる5つのポイント
こんにちは、ゆーしゃんです。
皆さんは将棋大会に出たことはありますか?
将棋大会には、ネット将棋とは違う特有の雰囲気があります。
私が初めて大会に出た時はその独特な空気に圧倒されたものです。
それでも約8年間将棋大会に出場し続けて、今では結果が出せるようになりました。
今回は、これまでの大会での経験を踏まえて、大会で力を出し切るコツをご紹介します。
では、見ていきましょう。
1.将棋大会とは?
まず、将棋大会がどんな雰囲気の中で行われているのかをまとめてみました。
その中で、大会に出ることの意義は以下の通りです。
・優勝を目指すことでモチベーションが上がる。
・他の人との関わりを通して将棋の楽しさを実感できる。
大会に参加することはそれだけで価値がありますが、参加するからには優勝したいですよね。
しかし、大会で優勝するのは皆さんもご存じの通り難しいです。
特にネット将棋が得意なのに、大会になると勝てないという人もいます。
自分もその人でした。
しかし、これから示す5つのポイントを押さえるだけで、大会で勝つためのコツがつかめました。
そのポイントとは何か。順にみていきましょう。
2.大会で最大限の力を出し切るための5つのポイント
①普段のネット将棋で本番を意識する
ネット将棋は相手の顔や仕草が見えません。そのため、落ち着いて将棋を指せるのがネット将棋の良いところですが、一方で心理面の練習を疎かにしてしまいがちです。相手の顔が見えないとしても、相手の指し方で相手の顔を思い浮かべてみましょう。例えば、相手が優勢の局面でノータイム指しをしてくるということは、相手は油断をしていることが多いため、逆転のチャンスと言えるでしょう。また、30秒将棋において、守りの一手を29秒で指してきたら、相手は形勢に自信を持っていないと推測できます。このように、ネット将棋でも本番を意識した心理戦の練習をすると、大会でも相手の心理を利用することができます。
②自分の得意な形を増やす
得意な形に持ち込めれば、大会でも自分の力を出し切れるようになります。では、どうやって得意な形を増やすか。1つはプロの将棋を見たり棋書を読んだりして、定跡形を知ることです。他には、AIを用いてプロの将棋の細かい変化を研究するのもいいでしょう。私は後者の方を取り組むようになってから、角換わりや相掛かりなどの最新形が得意になり、大会でも序盤で作戦負けすることが少なくなりました。
③コンディションを整える
大会では実力や運などの要素も重要ですが、最も重要なのはコンディションです。大会では、一局ごとに体力を消費します。そのため、大会前は十分な睡眠をとったり、対局後に目を瞑って体を休めることが重要です。また、対局中や対局前に糖分を摂るのもお勧めです。
④持ち時間の残り具合によって指し方を変える
これは取り組んでいる人は少ないかもしれませんが、重要です。例を挙げると、相手と自分の持ち時間が10分程度残っている時は、形勢が悪くならないように玉を固めたりして手堅く指す。また、相手か自分のどちらかの持ち時間がない時は、方針を攻めに切り替えて勢いよく指すといった要領です。
⑤負けても落ち込まない
勝負である以上、実力に差があったとしても、運が悪かったり一手でもミスをしただけで負けることはあります。負けた時は、悔やんだり悲観したりするのではなく、仕方がないとわりきって気持ちを切り替えるべきです。しかし、大会が終わったら反省するのを忘れてはなりません。
最後に
私は、もっと将棋が普及して将棋大会が盛り上がってほしいと感じています。
だから、ぜひ多くの方に大会に出場して頂きたいです。
でも、せっかく大会に出るからには自分の力を出し切りたいですよね。
自分が納得のいく将棋が指せれば、大会の楽しさを感じることでしょうし、もっと大会が盛り上がるでしょう。
今回の記事を読んだ皆さんが、大会で最大限の力が出せるようになり、良い結果が出せるようになれば、嬉しく思います。