高校名人の将棋ブログ

楽しみながら、強くなる。

将棋大会で最大限の力が出せるようになる5つのポイント

こんにちは、ゆーしゃんです。

 

皆さんは将棋大会に出たことはありますか?

 

将棋大会には、ネット将棋とは違う特有の雰囲気があります。

 

私が初めて大会に出た時はその独特な空気に圧倒されたものです。

 

それでも約8年間将棋大会に出場し続けて、今では結果が出せるようになりました。

 

今回は、これまでの大会での経験を踏まえて、大会で力を出し切るコツをご紹介します。

 

では、見ていきましょう。

 

1.将棋大会とは?

まず、将棋大会がどんな雰囲気の中で行われているのかをまとめてみました。

大会の雰囲気

・ローカルの大会では楽しく将棋を指す人が多いが、県大会や全国大会では独特な緊迫感がある。

・対面での対局。オンラインで将棋を指すのとは違った感覚がある。

・持ち時間が設定されている。ネット将棋で10秒将棋や3切れを指していると、この持ち時間は長く感じるだろう。

 

その中で、大会に出ることの意義は以下の通りです。

・普段とは違った環境で将棋を指すことで、新たな発見が得られ棋力向上につながる。

・優勝を目指すことでモチベーションが上がる。

・他の人との関わりを通して将棋の楽しさを実感できる。

 

大会に参加することはそれだけで価値がありますが、参加するからには優勝したいですよね。

 

しかし、大会で優勝するのは皆さんもご存じの通り難しいです。

 

特にネット将棋が得意なのに、大会になると勝てないという人もいます。

 

自分もその人でした。

 

しかし、これから示す5つのポイントを押さえるだけで、大会で勝つためのコツがつかめました。

 

そのポイントとは何か。順にみていきましょう。

 

2.大会で最大限の力を出し切るための5つのポイント

①普段のネット将棋で本番を意識する


ネット将棋は相手の顔や仕草が見えません。そのため、落ち着いて将棋を指せるのがネット将棋の良いところですが、一方で心理面の練習を疎かにしてしまいがちです。相手の顔が見えないとしても、相手の指し方で相手の顔を思い浮かべてみましょう。例えば、相手が優勢の局面でノータイム指しをしてくるということは、相手は油断をしていることが多いため、逆転のチャンスと言えるでしょう。また、30秒将棋において、守りの一手を29秒で指してきたら、相手は形勢に自信を持っていないと推測できます。このように、ネット将棋でも本番を意識した心理戦の練習をすると、大会でも相手の心理を利用することができます。

 

 

②自分の得意な形を増やす


得意な形に持ち込めれば、大会でも自分の力を出し切れるようになります。では、どうやって得意な形を増やすか。1つはプロの将棋を見たり棋書を読んだりして、定跡形を知ることです。他には、AIを用いてプロの将棋の細かい変化を研究するのもいいでしょう。私は後者の方を取り組むようになってから、角換わりや相掛かりなどの最新形が得意になり、大会でも序盤で作戦負けすることが少なくなりました。

 

 

③コンディションを整える


大会では実力や運などの要素も重要ですが、最も重要なのはコンディションです。大会では、一局ごとに体力を消費します。そのため、大会前は十分な睡眠をとったり、対局後に目を瞑って体を休めることが重要です。また、対局中や対局前に糖分を摂るのもお勧めです。

 

 

④持ち時間の残り具合によって指し方を変える


これは取り組んでいる人は少ないかもしれませんが、重要です。例を挙げると、相手と自分の持ち時間が10分程度残っている時は、形勢が悪くならないように玉を固めたりして手堅く指す。また、相手か自分のどちらかの持ち時間がない時は、方針を攻めに切り替えて勢いよく指すといった要領です。

 

 

⑤負けても落ち込まない


勝負である以上、実力に差があったとしても、運が悪かったり一手でもミスをしただけで負けることはあります。負けた時は、悔やんだり悲観したりするのではなく、仕方がないとわりきって気持ちを切り替えるべきです。しかし、大会が終わったら反省するのを忘れてはなりません。

 

最後に

私は、もっと将棋が普及して将棋大会が盛り上がってほしいと感じています。

 

だから、ぜひ多くの方に大会に出場して頂きたいです。

 

でも、せっかく大会に出るからには自分の力を出し切りたいですよね。

 

自分が納得のいく将棋が指せれば、大会の楽しさを感じることでしょうし、もっと大会が盛り上がるでしょう。

 

今回の記事を読んだ皆さんが、大会で最大限の力が出せるようになり、良い結果が出せるようになれば、嬉しく思います。