高校名人の将棋ブログ

楽しみながら、強くなる。

今日の次の一手問題 3日目(2021年12月6日)

こんにちは、ゆーしゃんです。

 

今日も前回に引き続き

次の一手問題を解いていきましょう。

 

まずは前回の問題の答え合わせから

 

まだ昨日の問題を解いていない方は

下のリンクからとべます

次の一手問題を作ってみた② 昨日の問題の解答も発表(2021年12月5日) - 高校名人の将棋ブログ (hatenablog.com)

 

また、

12月6日今日の次の一手問題はこちら

 

12月5日の問題の解答発表

第一問 一閃突き

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正解は、1四同飛

評価値は、+31111(先手勝ち)

 

よもやの一手ですが、これで決まっているようです。

以下、1四同玉に1九香が狙いの一手。

相手の持駒が飛車と銀だけであるため、

合駒が悪いのですね。

1九香に対しては1五銀と合駒しますが、

同香、同玉、1七歩、

1六香、同歩、同玉、2八香(下図)

で必至となります。

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図から2六歩と粘っても1七銀、2五玉、2六銀、

3四玉、2五銀、4五玉、4六歩、3五玉、3六銀、

4六玉、4七金でピッタリ詰みます。

 

最後まで読み切れなくとも、

途中の1七歩で寄っていると気づけば

飛車切りにためらいを感じることもないでしょう。

 

しかし、実戦になると先入観があっ

なかなか気づけませんよね。

実際、先手の方も飛車切りを見送って

七香と指してしまい、それでも優勢ではあるものの、

後手も戦える形になってしまいました。

 

将棋はいたるところに素晴らしい一手が隠れています。

対局中は常にアンテナを張ってたくさんの手を読めば、

思いがけない発見があるやもしれません。

 

第二問 底歩は受けの常套手段

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正解は、4九歩。
評価値は、-692(後手有利)

 

前問から後手も必死に粘り、ついに逆転しました。

先手にとっては苦しいですが、まだ勝負の綾はあります。

 

問題図で6一角から詰ましにいくのは、

7一玉、7二金、同飛、同角成、同玉、6二飛、8三玉、

6一馬、7四玉、7五歩、同玉、7六銀、同玉、4三馬、

同桂(下図)で僅かに足りません。

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従って、問題図では守りから入ってみましょう。

好都合なことに、後手玉は7二にいて、

角筋のラインに入りそうです。

 

そこに目をつけて4九歩と打つのが好手。

同竜には2七角の王手飛車がありますね。

 

実戦は4九歩以下5九銀成、同玉、5八香成、同銀

と進み、先手は窮地を脱しました。

 

角筋のラインと底歩の組み合わせは頻出の手筋です。

使いこなせるようになれば勝率UPは間違いないでしょう。

 

 

12月6日 今日の問題

※問題のレベルは、(あくまで目安ですが)

☆・・・アマ1級以下

☆☆・・・アマ初段~三段

☆☆☆・・・アマ四段~五段

☆☆☆☆・・・

アマ六・七段相当(筆者が頭を捻るレベル)

☆☆☆☆☆・・・

プロレベル???(筆者が到底見えないと思うレベル)

 

第一問

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(便宜上先後逆)

難易度:☆☆

目標回答時間:30秒

 

第二問

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難易度:☆☆☆

目標回答時間:30秒

 

 

問題の答えと解説は次回発表しますので、

問題を解かれましたら、

ブログのコメント欄やツイッター

答えを書いてみてください

 

今回はこれで終わりにしようと思います。

何か要望等ありましたら、

コメント欄かツイッター

お知らせください。

ではまた次回お会いしましょう!